静寂とは、音がないことではありません。
虫の音や鳥の鳴く声、猫のゴロゴロ、風が葉をそよがす音が聞こえることです。
人の心が休まり、自分の考えが邪魔されずに見えて、ぐっすり眠れることをいうのです。
2012年2月19日東京新聞の木村太郎さんのコラム「太郎の国際通信」にすてきな記事がありました。
ロサンゼルスのテレビのニュースを紹介しているのですが、
「ビーチへ遊びに行くときには、アメリカンフットボールの球を忘れずに
持っていかないこと
」
ボール投げをすると罰金がかせられるそうです。
なぜかというと、ビーチ利用の大原則として、「ビーチの平和と静寂を妨げてはならない」からなのです。
その条例の規制には、▽騒音を出すこと。アンプ等で音楽を流すこと。大声で不適切な言葉を発すること。
と明確に禁止されています。球技、フリスビーの禁止に関して、ビーチボールは除外です。
また、規制期間は、5月最終月曜から、レイバーデーの9月第一月曜の間のみ適用ということで、夏が過ぎれば、ビーチでの球技の規制は外れます。
そうです、波がよせてはかえす音が聞こえるのも「静寂」があればこそですね。